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コロナ専門家会議が訴えた「人工呼吸器は誰につける?」という深刻問題

医療崩壊はいつ起きてもおかしくない

コロナ専門家会議が警告する「医療崩壊」危機

日本では「オーバーシュート」は見られていないが、都市部を中心にクラスター感染が次々と起きている――。

4月1日、新型コロナウイルス対策について話し合う政府の専門家会議が記者会見を開き、日本で急拡大するコロナ感染についてこのように警戒感をあらわにした。

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同会見では「いま日本の取り組みについて世界の注目が集まっている」として、これまでの日本の感染対策については一定の評価を見せながら、「いま世界的なパンデミックが拡大する中にあって政府、各関係者がいままで以上の協力体制をすることが必要だ」と警告して見せた。

今回、中でも専門家会議がもっとも警戒感を主張して見せたのは「医療崩壊リスク」についてだ。

この日の会見では「医療供給体制がひっ迫する地域が出てきた」「これが喫緊の課題になっている」と緊急性を要するリスクであることを強調したうえで、以下のような衝撃的な“近未来予想”まで示して見せたのだ。

「一部で『医療崩壊』と『オーバーシュート』が同義語として扱われているが、実際には新規感染者数が急増してクラスター感染が頻繁に観察されているいま、オーバーシュートが起きる前に医療現場の機能不全に陥ることが予想される」
医療崩壊はオーバーシュートが起きる前に起きてしまう可能性がある」

 

具体的には、特に東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫の人口集中都市部で医療供給体制がひっ迫しており、「今日明日にも抜本的対策を講じる必要がある」というのだ。