巨人復活のカギは、「くせ者」元木コーチの目配りだった!

西山秀二の「ザ・捕手目線」第3回
西山 秀二 プロフィール

他人が見ていないところを見ている元木コーチ

——原監督になってコーチ陣も一新されましたが、元木コーチがブイブイ言わせてますね。

西山: 元木はね、僕は昔から言ってましたけど、絶対コーチになるよって。あれだけ野球の細かいことに気づく人はなかなかいないですからね。

ただ、あれだけのタレント性があって、テレビ(のバラエティ番組など)で露出が大きかった人をコーチにしたときにやっぱり批判が出るじゃないですか。宮本さん然り。

この2人っていうのは、僕ら同じ野球人から見ると、いいコーチになるだろうなと思うけど、それを本当にコーチにしたときの世の中の反応っていうのは、間違いなく95%くらいまでは批判じゃないですか。それを超越してボンッて(コーチに抜擢)できるのは、やっぱり原さんの強さじゃないですか。

高橋由伸だってしようと思ったらできたわけですから。それができないっていうのがやっぱり…。それをしたっていうのが、原さんの強さだと僕は思います。

そして、1年間元木の姿を見てきたファンの人が、今どう言ってるかっていうと、評価は180度変わったんじゃないですかね。

彼は、色んなことに気づく。(元木が選手時代に何度か仕掛けた)隠し玉をしようと思ったら、周りをよく見てないとできないんですよ。みんなと同じところばっかり見てたらできないです。みんなと違うところを見てないといけない。もちろんみんなが見てる方も見るんですよ。それを見ながら、そこ以外のところもきちっと目配りしてなきゃできないことなんです。彼はそういった部分ではヘッドコーチにすごく向いてると思う。

 

——元木がいいコーチである理由として細かいところまで見ているとおっしゃっていましたが、それは試合中もそうだし、選手を指導するベンチ裏でもそうなんですか?

西山: 元木とは、僕の現役最後の年にジャイアンツで一年一緒にやってますけど、彼は年上年下関係なく野球に関しては平気で物怖じせず言ってきます。

やっぱり、年上の人にはなかなか言いにくい部分とかもあるじゃないですか。年下にでもあんまり嫌われたくないっていうこともあって、思ってても言わないってけっこうあるじゃないですか。彼はどちらにも遠慮なくバーンって言う。

昨シーズンの坂本勇人の好調ぶりも元木効果だったのかもしれない

——じゃあ現役の選手からもリスペクトされてるんですね。

西山: うーん、でも、あのバラエティー見てたらあんまりリスペクトはないと思いますけどね(笑)。ただまあ、野球に関してはボーンといいこと言いますから、そういった部分では、みんな「あー、すごいな、そうか」って気づかされることがけっこうあるんじゃないですかね。

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