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筋トレで肉体はもちろん「メンタル」まで強くなる科学的理由

「幸福ホルモン」まであふれ出す!
谷口 智一 プロフィール

筋トレでセロトニンが増える

ビジネスの世界で日々戦っていると、ストレスに晒されることはしょっちゅうあります。適度なストレスは必要ですが、強いレベルで継続的に受け続けると、セロトニンの分泌量が減ってしまいます。

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このセロトニンは、「幸福ホルモン」とも呼ばれ、分泌されると気分を高揚させてくれます。感情や気分のコントロールを司るため、心の健康に大きく関わっており、セロトニンが不足するとメンタル不調の原因になり得るともいわれています。

セロトニンは、幸福感だけでなく、不安の軽減も担っているため、不足すると訳もなく悲しくなることも。食欲もコントロールしていますから、一度落ち込むと悪循環になってしまうリスクも増えるといえるでしょう。

このセロトニンを分泌するには、太陽光が必要不可欠。部屋に引きこもりっぱなしだと気分が沈んでしまいますが、こういった影響もあると思われます。

また、「リズム運動」を行うことでセロトニンを増やすことができます。おすすめされているのはウォーキングやスクワットなどの筋トレ。リズミカルに体を動かせるウォーキングもいいですが、他のホルモンも分泌されることを考えれば筋トレこそお得感があります。一定のテンポをキープすれば、筋トレも「リズム運動」になります。

「記憶力が上がる」根拠とされるBDNFは、運動をすると合成を約3倍増加させます。このBDNFはセロトニンを増やすことがわかっています。

セロトニンと同じく、「幸福ホルモン」と呼ばれるのがドーパミン。またの名を「快感ホルモン」とも呼ばれ、たくさん分泌されるとやる気や意欲が高まります。ポジティブな気持ちになることは言うまでもありません。また、気分がすっきりし、快感も覚えるようになる。意欲や快感のほかにも、食欲や探究心、動機付けのスイッチにもなるので、アクティブな性格になります。

 

このドーパミンは、達成感を覚えると分泌が増えるといわれています。1セット10回といった小さな目標でもクリアすれば達成感を覚えることができるでしょうし、1回20分のトレーニングをこなせば、これまた達成感を味わえるはずです。筋トレこそ、ドーパミンを手っ取り早く増やせるのです。