もしずっと「おひとりさま」だったなら

ここで冒頭のマンガを思い出してください。

イラスト/黒猫まな子『知識ゼロの私でも!日本一わかりやすいお金の教科書』より

42歳独身。高齢ながらまだ元気な親がいて、自分ひとりならこの先もなんとか生きていけそうだけど、いつか親の介護はやってくるはず。その頃には自分も年を重ねていて、もしかしたら「老老介護」に?……などとうっすら想像したことのある団塊ジュニア世代は多いと思います。

イラスト/黒猫まな子『知識ゼロの私でも!日本一わかりやすいお金の教科書』より

現在の日本社会では、女性の人生の選択肢は男性より多いのが実情です。この先どうなるかわからないながら、結果的に老後を迎えるときまでシングルだった場合、一人分の年金だけで生活するのはなかなか大変です。

ずっとシングルかもしれないと思うなら、月々の積立金額を数万円増やすなど、今よりはちょっと背伸びした貯蓄を始めてみましょう。結婚、出産、育児というターニングポイントがないのは、好きなだけお金を使えるということ。だからこそ、将来の自分のための貯蓄をしましょう。財形や積立で先取り貯蓄をして、そこから残った分で生活できていれば、支出コントロール力も身につきます。

大事なのは「働き続ける」ということ

同時に大事なことは、ずっと働き続けることです。長年働いた結果として、年金がしっかりもらえるのはとても大きいのです。親の介護などの事情があっても、どうか仕事を辞めずに済む方法を探ってみてください。いま老後破産している人のなかには、親の介護のために仕事を辞めてしまった人が少なくないのです。

そして、寿命が長いからこそ大切になってくるのが「健康寿命」という考え方です。これは介護を必要とせずに自立して生活できる期間のことです。ただ長生きするだけではなく、元気でいられる期間が長いに越したことはありません。また、老後生活の備えのひとつとして、困ったときに助け合える友人やコミュニティを持つことも大切です。

貯蓄、健康、友人
この三種の神器(?)があれば、楽しい老後を過ごせるのではないでしょうか。


 

知識ゼロでも! 日本一わかりやすいお金の教科書
定価1200円/講談社刊
著者 深田晶恵 ISBN 978-4-06-519311-2

「老後のお金が不安です」
「給料が安いのでお金が貯められません」
「みんなどれくらい貯めているんですか」
「もしずっとひとりなら」……
令和の時代をお金に困らず生きるためには何から始めればいいのか、元先輩OLでもあるファイナンシャルプランナー深田晶恵さんが、イラストとマンガたっぷりに日本一わかりやすく教えます!