今さら聞けない「年金の仕組み」

とある女性誌でお金についてのアンケートをとったとき、「年金って本当にもらえるんですか?」「将来もらえないなら年金を払いたくない!」といった声が多く聞かれました。

まず言いたいのは「年金は必ずもらえます」ということ。ただ、その時期や金額が今と違ってくることは確かです。それでは、そもそも年金とはどういう制度なのかをみてみましょう。

イラスト/黒猫まな子『知識ゼロの私でも!日本一わかりやすいお金の教科書』より

会社員の方は毎月の給与から引かれているからご存知だと思いますが、基本的に公的年金は国の社会保障の制度で、払う/払わないの選択肢はありません。私たちはつい“年金=老後のお金”とだけ考えがちですが、年金制度とは、それ以外の用途へも使われる助け合いの仕組みなのです。

イラスト/黒猫まな子『知識ゼロの私でも!日本一わかりやすいお金の教科書』より

日本の年金制度は、“建物”としてよく図解されるシンプルなもので(上図)、国民年金(基礎年金)と厚生年金の2階建てになっています。年額で約78万円受け取れる基礎年金に加え、会社員なら収入と勤続年数に応じた厚生年金が上乗せされます。

見ての通り、自営業や専業主婦だとイデコなどに入っていない限り、一階建ての部分、基礎年金部分しかもらえません。たとえば、もしあなたが会社員で、結婚や出産を機に仕事をいったん辞めてしまった場合、その後の再就職先で厚生年金に入れなかったら、その後ずっと働き続けても、年金額が(辞めた時点での金額から)一切増えないということになります。