1971年のチャールズ・マンソン by Gettyimages
# 事件

「死刑」になった殺人鬼たち、じつは牢屋で「意外な暮らし」をしていた…!

iPadを使って、コーラを飲んで…

世界の「猟奇殺人犯」たちと交流する日本人専門家

大量殺人、連続殺人の「専門家」が日本にいるのをご存知か。

阿部憲仁氏は桐蔭横浜大学で教鞭をとるかたわら、凶悪犯罪を研究。実際、これまでアメリカの猟奇犯罪者たちと面会や文通でやりとりを続けてきた。

カルト集団の教祖として、「シャロン・テート事件」をはじめとした無差別連続殺人を起こしたチャールズ・マンソン(2017年没)との面会は叶わなかったものの、今でも阿部氏の手元には彼から送ってもらった自作の絵画と肉声の歌が入ったUSBメモリーもある。

チャールズ・マンソンの描いた絵

また、1976年から翌年にかけて、若いカップルを中心に13名を銃撃し、6名を射殺したデイビッド・バーコウィッツも面会した中の一人。その奇抜な犯行声明から「サムの息子事件」と呼ばれ、映画化もされた。

「大物」殺人犯が入る「デス・ロウ」とは…?

マンソンもバーコヴィッツも全米の連続殺人犯の中で、知名度では間違いなく5本の指に入る”大物”だ。

「死刑判決を受けるほどの重大犯罪を犯した者たちは、アメリカでも日本同様、デス・ロウ(Death Row)と呼ばれる死刑囚だけの棟で独居生活を送ることとなり、他の受刑者との接触はできません。州によって多少のバラつきはあるものの、日本の確定死刑囚には考えられない特権が与えられているケースもあります」(阿部憲仁氏。以下同)

 

あえて名前は伏せるが、日本で死刑判決を受けた数々の”有名殺人犯”とも交流を持ち、彼らの処遇についても十分に理解している。そんな阿部氏に、死刑囚の処遇について日本とアメリカの違いを語ってもらった。

「大きな違いといえば、外部との交信が比較的容易である点があげられます。出版社がデイビッド・バーコウィッツに多額のオファーで手記の出版を持ちかけたため、『サムの息子法』(犯罪加害者が自身の犯罪に関する手記などで利益を上げることを阻止する法律)が制定されました」