# 銀行

銀行大激変、ついに「メガバンク」と「エリート銀行員」が消える…!

そして「日本銀行」だけが生き残る…?
小野 一起, 高橋 洋一 プロフィール

レガシーが大きすぎる

小野 今年になって、三菱UFJフィナンシャル・グループに理系のトップが誕生して話題になりました。ただ、これまでは理系の役員さえ珍しかったですからね。

左が、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)で理系社長となった亀沢宏規氏〔photo〕gettyimages

そもそも組織って、レガシー(遺産)が大きいと新しいことがなかなかできません。メガバンクのシステムは巨額の投資をして構築しています。ネットを使って新しいシステムが導入できるとわかっても、過去のシステムを捨てて移行するのは簡単ではないでしょう。

高橋 いまはオープンソースで、データもクラウドに蓄積しているのが世界的には一般常識ですよね。でも、銀行の人にそういう話をしても絶対に導入しません。全部専用回線でガチガチにしてしまっているから。メガバンクはシステムを更新していますけど、じつはこれもまた同じような専用回線の仕組みで更新している。巨額の投資をして、レガシーをレガシーに置き換えているわけです。

小野 絶対に、ハッキングされないシステムにするとか、いろいろな課題はあるのだと思いますが。

高橋 そもそも店舗などはなくして、身軽になればいいわけです。それを前提にシステムを組むべきでしょう。しかし、そうした発想はいまのメガバンクには無理でしょうね。

 

小野 各メガバンクとも大胆に店舗や人員を削減する計画は公表しています。ただ、劇的にビジネスモデルを転換するというのは難しいかもしれませんね。いまある既存のシステムや店舗の仕組みが大き過ぎます。

高橋 だから新しく参入する企業からすれば、逆に工夫しやすい。店舗もなし、人員も最小限で、スマホで決済できる仕組みがどんどん広がっている。

小野 確かにその通りです。ただ、メガバンクのほうは、そうはいっても再編を進めてコスト削減やビジネス効率化を進めているとはいえます。一方で、地方銀行は非常に動きが鈍いのが気がかりです。

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