FRaU Webでフリーアナウンサー中村仁美さんが連載している「騒がしくも愛おしい毎日」(毎月1回・第1水曜日更新)。さまぁ~ずの大竹一樹さんとの結婚後、母として、妻として、そして一人の女性として、感じたこと、考えたことを、中村仁美さんならではの目線で綴っています。

今回のテーマは、世界中で不安が広がっている「新型コロナウイルス影響下での子育て」について。2月末には休校要請、3月25日には小池百合子都知事が会見を開いて外出自粛をうながし、日に日に感染者も増え続けています。3月30日には、感染し入院治療中だった志村けんさんの悲報まで……。なによりも心からご冥福をお祈りします。同時に、「誰でもこうなりうる病気なのだ」と衝撃を受けた方も多いはず。自分事として冷静に考える必要があります。

今後どうなってしまうのかと、誰もが不安を抱える中で、3兄弟のお子様を抱える中村さんはどのように過ごしているのでしょう? 認識の差も多くある中、現状を率直に綴ってくれました。

※以下原稿は3月中旬に執筆いただいた内容です

中村さんの今までの連載はこちら

母1人に子ども3人…
休校期間、どう乗り切る?

空虚な1ヶ月でした。地に足がついていないというか、前進も後進もできずに、ただじっと嵐が過ぎ去るその時を待つような…空虚な1ヵ月。

いつも通りの明日が当然くると思っていたら、突如、幼稚園も小学校も、更には習い事もお休みに。加えて、夫はいつも以上に仕事が忙しい時期でした。夜はいない、土日も仕事でお休みはほぼなし。当初、今以上にウィルスの実態がよく分からなかったので、どこかに外出するのも怖い。行くところもない、やることもない1ヵ月を、さて、私1人で3兄弟とどう乗り切るか。

1ヶ月くらいならまずは、ずっと後回しにしていた部屋の大掃除をしてすっきりしよう、いつもは余裕がなくて出来ない子供たちと一緒に料理をしたり、手先を使ったパズルや工作もやらせようかな、せっかく時間がたっぷりあるんだから、普段出来ないじっくりと何かに向き合い取り組むことをやらせよう!と、意気込んでいたのですが……

ご想像の通り、そんな充実した時間は一瞬で終わってしまいました。
何をするにも抱っこ抱っことせがむ三男、自分の思い通りにいかないと泣いて大騒ぎする次男、集中力がとっても短い長男が、私の思うように動いてくれるはずがありません。

ある日の昼食。子供の大好物。豚肉とニラの塩焼きそば。そしてリンゴのみ。 写真提供/中村仁美

さらに、いつもは子供たちがいない間に終わらせる掃除や洗濯、食事の支度を、3兄弟のご機嫌な合間をみてやらなくてはいけないのです。全てがスピード勝負! 掃除や洗濯は1日くらいやらなくても困りませんが、食事はそういうわけにはいきません。長男・次男の普通食と三男の離乳食、しかも日に3回って…。

飛沫感染や接触感染を考えると外食も怖くてできません。そもそも私1人で3兄弟を食事に連れ出すのは平時であっても大変です。となると、家で食べるしかない。

給食ってなんてありがたいんだろう、と改めて感謝しながら、レパートリーがこんなに少なかったかな?と、自分の料理の腕前に辟易としながら、「うおお! 三男が泣いている!」と時には抱っこをしながら、スーパーのお惣菜や市販のベビーフードに助けてもらい、麺メニューを中心にどうにかこうにか凌いでおります。