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日本株のコロナ相場、じつはプロがひっそり仕込む「凄い銘柄」全実名

日本株は「ミスプライス」の宝庫に…!
大川 智宏 プロフィール

急激な「円売り・ドル買い」のワケ

そして、それらを一連の流れでつなげると、今市場の中で何が起こっているのかをクリアに理解することができる。特に、世界最大の投資主体である米国のグローバル株式投資家(世界中の株式市場に投資する主体)の目線で考えることが重要だ。

たとえば、日本株が米国株に対して延々とアンダーパフォームしてきたということは、海外勢の観点で見ればTOPIXなどの指数連動型の商品を主として空売りをし続けてきたことになる。

それが、今回の新型コロナに伴う米国株の急落を受けて、状況が一変した。

〔photo〕gettyimages

彼らの米国株の保有ポジションが棄損して信用買いの証拠金の差し入れを要求され、ファンドのスポンサーから解約請求が来るなど、現金のドル資産を準備する必要に迫られた。

そこで、他国のポジション、特に流動性と規模の大きい日本株のショートポジションを一気に買い戻すような動きが観察されたわけだ。

結果として、米国株が猛烈に売られる中で日本株は奇妙な独歩高を見せ、かつその手仕舞った円資産をドルに転換して米国の本国に送金する流れも強まり、リスクオフ相場の中で急激な円売り・ドル買いが進行した、ということになる。

 

つまり、何が言いたいのかといえば、今回の市場の混乱と逆回転に伴う激しい動きは、その大部分が(すべてではないが)資金需要の動きによって説明可能なものであり、マクロ・ミクロ問わず、ファンダメンタルズに基づいた理性的な動きではない可能性が高い、ということである。

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