悲しみは、ふとしたきっかけで

悲しみは、日々のふとしたきっかけでやってくる。ある日の妊娠ブログに、松原さんはこんなことを書いている。以下、引用掲載する。
https://ameblo.jp/rozzy0129/entry-11269711590.html

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先日、本屋さんで私が小さいとき、一番大好きだった絵本を見つけたので購入しました。

うさこちゃんとどうぶつえん
この1ページ目の、「おい うさこちゃん とうさんはどうぶつえんへ いこうかと おもっているんだが いっしょにくるかい?」この文章は何度も何度も読んでもらったので、今でも空で一字一句が言えるほどに覚えています。
父が、「普通は、子供が喜ぶから動物園に連れて行ってあげようという発想になるのに、うさこのお父さんは、自分が行きたいからうさこを誘うというのが面白い」というようなことを、この絵本を読むたびに話していたのも懐かしい思い出です。

絵本を買ってきて、声に出して40年ぶりに読んでみました。
お腹の子にも聞こえるかなと思って・・・

でも、ダウン症の子は聴覚に合併障害があることがあるんですよね。
産まれてくる子は、耳は聞こえるのかなと思ったら、絵本を読みながら涙がでてとまらなくなりました。

耳が聞こえなかったら。。。
沢山きれいな絵を見せてあげましょう。
沢山いい匂いの草木、お花を嗅がせてあげましょう。
川の水、地面の温かさ、心地よい風 沢山触れさせてあげましょう

耳が聞こえなくても、きっと五感でいろいろな体験はできるはず

産まれてくる子にあわせて、親が一緒に工夫して成長していこうということなのかな
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松原さんのブログよく知られるようになっていき、子どもがダウン症と分かった母親から「ローさん(松原さんがブログで使用したハンドルネーム)はどうしてそんなに強いのですか。私は泣いてばかりいるので、アドバイスが欲しい」というSOSが寄せられるようにもなった。でも松原さんは言う。

「それにお返事するのはとても難しいことでした」
多くの母親に頼られた松原さんだが、自身もまた、母親になる道を一歩、また一歩と歩く身だった。それは40年の人生すべてを使った大事業だった。松原さんが、幼少期の思い出に入って行って新しい道を作り始めたのはとても象徴的だ。