コロナ休校でわかった「2020年以降の教育に絶対必要なこと」

「ITは苦手」と発言する校長は罪深い
岡嶋 裕史, 山脇 智志 プロフィール

岡嶋 いま、世界中でエンターテイメント産業が存亡の危機に陥っています。ですがこうした産業が生き残ることができたら、舞台でもコンサートでもバレエでも、あれが産業自体の大きな転換点だった、と後世に言われることになると思います。

教育もいま、そういう位置づけなんだと思うんです。

「あ、意外と真っ先に切られるところだったんだな」って。「切られる」は表現がよくないかな、「ふわっとした言葉で現場に任されちゃった」くらいですかね。

でも教育は未来に対する投資であり、国の根幹を形作るものです。文化やエンターテイメントもそうです。ここを途切れさせることは、とてもまずい。

現場が疲弊してる上に、何かあった時の手当もないのであれば、教育産業自体が今回のような事態に備えたバックアッププランや、教育継続管理のしくみを持っておく必要があります。

今後もこういった事態は必ず起こります。そのための備えをしておくのが、教育に携わる者の責任だと考えています。

専門サービスを使わなくたっていい

山脇 今回の休校措置の期間、キャスタリアではコードアカデミー高校のOBと現役の1年生と一緒に、Hack for Springというプログラミングのライブ授業を毎日配信しました。

そこで使ったのは、ゲーム実況のため動画配信サービスのTwitchです。裏での打ち合わせには、ゲーマー向けチャットサービスのDiscordを利用しています。いわゆる教育専用のサービスとかは、何も使っていない。

でも、そこに毎日40~50人の子供たちがちゃんと参加して、同時進行でプログラミングに挑戦したり、わからないところはガンガン質問してきてくれる。

いまの子供にとって、ゲーム実況は当たり前の存在なんですよ。だからそこに無理がないし、内容もゲームっぽいこととかもあるので、まずは興味が先に立つ。

ライブでやってるから、教えてる方も想定外のトラブルが起きたり、分からないところも出てくるし、手間取ることもある。でも、「それを含めて全部がここで教えられる内容だから気にするな」と言っておきました。別にきれいなものを見せる必要はないと。

ありのままを見せることが逆にプログラミング というもののありのままの姿を紹介することができるし、それこそ「教育」なんだと私は思っています。

岡嶋 4月以降がどうなるか、誰にもわかりません。学校を開くことができない期間に、どう教育を提供するのかを真剣に考える時です。

ライブだろうとオンデマンドだろうと、学生がちゃんと学べたり、見て触れて面白いと思ってもらえるようなものも提供しながら、教育機関として教育を継続することの責任を果たすことが重要です。

先ほど話しておられたように、この嵐が通り過ぎるをただ待ってやり過ごすのではなく、能動的に状況を構築し、教育自体をより魅力的にしていくことが重要なんだと考えさせられました。

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