新しいやり方を実践した蓑手先生

そうではないやり方を実践したのが、FRaUWebの記事ですでに紹介されている小金井市立前原小学校。休校の間にオンライン授業を行った蓑手章吾先生は、公立学校という現場で常に新たな可能性を追求する挑戦者で、ぼくもいつも刺激を受けています。

蓑手先生らのもとで、子どもたちは日々自分が取り組むことを自由に考え、各々で取り組んでいました。先生は、何をやるかを掲げその結果を報告するための学習計画アプリや、ズームと言われるコミュニケーションアプリなど必要な環境を用意。毎日「朝の会」で報告し合ったあとは、教室で作業する先生の横でそのままチャットはつながれていて、「先生、今いい? 質問があるんだけど」と子どもに呼ばれれば対応する。そんなふうに過ごしていました。

今回大人たちが在宅でリモートワークをしたり、テレビ電話でミーティングをしたように、学校の先生と児童がインターラクティブ(双方向)なかたちでコミュニケーションできる環境は学校で整いつつあります。東京都などでは一人一台タブレットを渡される日が近いといわれています。

もちろん、家庭環境や学校のICT環境にはまだまだ差がありますが、できることから実践する必要があります。前原小学校の取り組みは「緊急時のICT教育」という意味で具体的なモデルになると思います。

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ぼくが勤務する探究学舎にも当然影響がありました。遠距離から通っている子どもたちは、教室に来ることが困難な状況になりました。そのため、Zoomを利用してのオンライン受講という形で授業を受けてもらいました。
ところが、インターネットを通していても、熱中する子どもの姿が教室に伝わり、楽しい時間を過ごすことができました