南アフリカ人の父が
3.11をきっかけに始めたこと

遡ること2011年3月、とにかく遊びたかった当時中学1年生の私は、勉強に集中して欲しいと考える父とぶつかることが多く、まさに反抗期真っ只中。 (あの時は自分の身体に父の血が流れてることにすらイライラするほど嫌いだった・笑)。必要最低限の話しかせず、あまりコミュニケーションを取っていなかったのだが、そんなある時、妹からびっくりするような話を聞いた。

「パパ、宮城県行ったらしいよ」

「え? なんで? ボランティア?」
震災から一年経っていたものの、まだ余震も続いていたので少し心配になったが、大嫌いな父を、少し見直した瞬間だった。

2011年3月東日本大震災の様子。 photo by 財団法人消防科学総合センター
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最初は、ボランティアと聞くと大抵、がれきの撤去や救援物資の仕分け作業、草刈りなどの力仕事を中心とした活動を想像する。でも私は、避難所の環境改善活動や避難所生活をしている人の心のケア等の交流活動、イベント実施などへの参加や振興活動を資金面・人材面から支援する活動も大切なボランティア活動のうちの1つだと思っている。

ただ後者の活動は、被害者とのコミュニケーション、信頼関係が必要になってくることから、長期的なボランティア活動が可能な人が適役となるらしい。被災された方々の気持ちに寄り添った活動が、ますます求められているようだ。