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# 健康

スプーンは太る?日本の箸は「ダイエット最強」の武器だった

お皿やコップの形も影響している

加工食品が太るワケ

ダイエットといえば糖質制限や低脂肪食、高タンパク質食など「何をどのくらい食べるか」ということに主眼が置かれ、その効果についての論争が続いています。

イェール大学の公衆衛生学者であるKatz氏は健康的な食事についてのさまざまな議論があり、その中でも肥満や健康に悪い食品には共通点があると言います。それが「加工食品」です。

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しかしながら、現代の食品はそのほとんどが加工されており、さらには超加工食品であるファーストフードも人気です。加工食品の特徴は、その味付けが美味しいこともありますが、食感が柔らかく、口当たりが良いということです。この食べやすさが摂取時間を大幅に短縮させ、無意識のうちに多くの量を食べてしまうのです。

ヴァーヘニンゲン大学が行った研究から簡単な食品加工が摂取時間を短縮するという例を挙げてみましょう。

1本(130g)の生のニンジンを食べるのにどのくらいの時間がかかるのかというと、おおむね「10分」でした。では、茹でたニンジンの場合はどうなるのでしょうか? 答えは「1分」になります。生のニンジンを食べ終わるのには10分かかりますが、茹でることで10分の1に摂食時間を減らすことができます。

 

次に、1個半(500g)のリンゴは食べるのにどのくらいの時間がかかるのかというと、おおむね「17分」でした。では、同じ量のリンゴをジュース(液体)にした場合はどうなるのでしょうか? 答えは「1.5分」になります。リンゴもジュースにすることによって、10分の1の時間で摂取することができるのです。

ここから分かることは、茹でたり、液体にしたりという「加工」によって、摂取時間を大幅に短縮できるということです。このように加工しても摂取するカロリーは同じです。しかし、ひとつだけ異なるものがあります。それが「満腹感」です。