新型コロナの影響で活動延期…サッカー日本代表が「今すべきこと」

空白期間をムダにしないために
二宮 寿朗

「日常」の要求が高かったハリル

本大会から逆算し、球際で負けない力をつけさせたい。その思いから代表チームのウオーミングアップで取り入れていた体幹トレーニングの内容をJリーグの各クラブにも伝え、取り入れてほしいと要望を出している。

欧州でプレーする選手は個々に取り組むよう、手紙を書いて指示。本大会までの2年間、口酸っぱく要求してきた効果は本大会を見れば一目瞭然。欧州でプレーする選手のみならず、遠藤保仁、中澤佑二ら国内組の選手も世界相手に球際で負けなかった。

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外国人監督のなかでも特に「日常」の要求が高かったのが、2018年のロシアワールドカップ直前まで率いたヴァイッド・ハリルホジッチ監督である。

彼は就任当初から体脂肪率を12%以下にとどめるよう選手たちに要求している。インタビューをした際に、彼はこのように説明した。

90分間走り、かつ、闘うためにはフットボーラーであるのと同時に、アスリートでなければならない。日本のメディアは数字を大きく取り上げるが、これは欧州のメディアでは考えられないこと。つまり日本ではまだ常識になっていないのでしょう。

 

C・ロナウドはアスリートとして見事な肉体を誇っている。フィジカルで100%の準備をしておかなければ、世界のトップに立てないことを彼が証明している。サッカー選手としていくら能力があってもフィジカルがなければ、現代サッカーでは通用しない。日本では当初、基準値を超えてしまう選手が、何人かいた。それも国内のJリーグでプレーする選手のみ。トレーニング量が少ないからなのか、それとも自己管理ができていないからのか。改善されてはきていますが