新型コロナの影響で活動延期…サッカー日本代表が「今すべきこと」

空白期間をムダにしないために
二宮 寿朗

事前合宿も難しい状況

A代表は国内組で戦った昨年12月のE-1選手権以来、活動ができていない。海外組を含めたメンバーで言えば昨年11月の国際Aマッチデーが最後となる。予定どおり9月に試合ができるとしても、10ヵ月ぶりとなる。

他のチームも同じ状況ではあるが、欧州組がA代表の大半を占める日本の場合「事前合宿」を行なうことも難しい。国内組中心の代表チームはそれも可能だが、日本がベストメンバーを編成する前提に立てばぶっつけ本番で残りの2次予選に臨まなければならない。

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2次予選グループFで首位に立ち、2位とは勝ち点5差。ライバルが見当たらず、残り4試合中3試合がホーム(アウェーはモンゴル戦のみ)で戦えることを考えても、びくつく状況ではまったくない。

しかしながらこの空白期間をどう使うは、先にある最終予選、東京オリンピック、そしてワールドカップにもつながってくる話。次集まったときに、10ヵ月ぶりと思わせないようにするにはこれからの準備が大切になってくる。

過去の日本代表監督はどんなことをやってきたのか。

 

代表は毎月集まれるわけじゃない。昔は国内組を集めて強化合宿を行なうことも多かったが、近年はクラブの過密スケジュールや海外組が激増した背景もあって、試合以外で集まる機会も減っている。

たとえば2010年の南アフリカワールドカップで日本をベスト16に導いた岡田武史監督は、体幹トレーニングを奨励したことでも知られる。

戦術、技術ではなく、球際の強さでやられてしまうことがアジアのチームには往々としてある。特に日本は攻撃のところでいい形なのに最後にバランスを崩してしまうことが少なくない。インナーマッスルをしっかり鍛えることによって体の芯を強くしたい