初対面の人とは「天気の話」をするのが、やっぱりベストなワケ

それでも、人と差がつくポイントがある
麻生 けんたろう プロフィール

「菊日和」を知っていますか?

たとえば、菊の花の咲く11月ごろに見られる秋晴れのよい天気なら「菊日和」、暖かい春のようなうららかな空なら「小春空」、朝霜が降りたあとの良い天気なら「霜日和」、空が一面に澄み渡り、雲や風のないのどかなさまなら「晴朗」……。

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日本語には、小粋な表現がたくさんあります。

手っ取り早く身につけるなら、雨のことば辞典などの専門辞典を手元に置き、1ページずつ読んでいくのがおススメです。

意味だけでなく用例もわかるので、役立つのは間違いありません。

じつは、僕もちょくちょく引いています。ただ、そこまでしなくても、新聞の一面を、普段から意識して読んでいれば、自然と身についてしまうものです。

毎朝、讀賣新聞なら「編集手帳」、朝日新聞なら「天声人語」に目を通してみましょう。センスのある季語や味わいのある天候表現に、かなりの確率で出会えますから。

1週間にたった1つで大丈夫です。たった1つでも自分のものにできれば、天気の話にはかなりの自信が持てるようになるはずです。

ちなみに、ボキャブラリーに頼らない方法もあります。

「お疲れ様です。今日はふとんを外に干したいくらい気持ちいいですね」などと、天候を具体的にたとえればいい。

 

社会人に限らず「たとえ話」が上手な人は、会話力があるとか、地頭がいいと評価されます。

ただ「暑いですね」「寒いですね」というのではなく、そこに具体的な表現を加えるだけでも、会話が活き活きとしてくるのです。堂々と天気の話から入りましょう。

それで相手を少しでも感心させればいいだけの話なのです。