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# デザイン

発見! いま「デザイナー」を大切にする会社が大きく伸びているワケ

Slackも、Airbnbも…!

「デザイナー」が業績を大きく左右する時代へ

企業の環境変化を予測することが困難な時代、それでもなお成長し続ける企業があります。それが、創業者にデザイナーがいる企業です。

これまで企業はもちろん、生活者の思考様相も変化してきました。18世紀が農業、19世紀が工業、20世紀が情報の時代だとしたら、21世紀はコンセプトの時代、つまり「クリエイターが生み出す共感」が重要となる時期に突入しています。

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このコンセプトの時代において、人々はただ単に機能が詰め込まれた製品やサービスではなく、感情がいかに揺さぶられるか、共感できるかによってそれらの良し悪しを判断し、行動します。そういった右脳的に価値を判断する時代においては、創業者や幹部にデザイナーのいる企業こそが強いのです。

2010年以降、Airbnb、Slack、 Instagramなど、創業者にデザイナーのいるスタートアップ企業は大きな成長を遂げました。

例えば、民泊大手Airbnbの創業者3人のうち2人、ジョー・ゲビアとブライアン・チェスキーは、アメリカ最高の美大と位置付けられているロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(Rhode Island School of Design, 通称RISD)を卒業した生粋のデザイナーです。

 

「自分たちがAirbnbをつくることができたのはデザイン教育のおかげだ」と語っているように、デザインが彼らのビジネスに大きな影響を与えていることは間違いありません。

一番分かりやすいのは、Airbnbに掲載されている宿泊先の写真でしょう。サービス立ち上げ当初は、ホストの掲載する写真が下手だったため、ユーザーの気持ちが動かず、なかなか宿泊まで結びつかなかったといいます。

そこで、チェスキーは自らホストの家を訪問、素人臭くない洗練された写真を改めて撮影することで、宿泊率を劇的に伸ばしました。ユーザーの気持ちが写真の良し悪しに大きく左右されることを、デザイナー視点で理解していたからこその改善策です。