中古市場が熱い…!「セカンドストリート」が女性に大人気の理由

フリマアプリとの戦いの行方は
小宮 紳一 プロフィール

女性たちに支持されるワケ

あらためて話題を戻そう。セカンドストリートが人気を集めるようになったのはなぜか。その要因の1つとして筆者は、「メルカリ」や「ラクマ」などに代表されるフリマアプリの普及によってリユース市場全体が拡大したことにあると考えている。

20~30代を中心にフリマアプリが普及した結果、もはや個人間売買が当たり前となった現在。中古品の購入や利用に対してのハードルが低くなったことは間違いないようだ。

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中古品の売買に関する調査で、中古品の購入について20代は40%以上が「抵抗がない」と回答。また女性で中古品の衣類を購入したことのある割合は50%を超えており、男性に比べ約2倍高いことも判明している(2017年『楽天リサーチ』調べ)。

このように20代を中心に中古品の購入・利用への抵抗感が少なくなったことや、無駄をなくし環境保全に貢献するというリユースやリサイクルの考え方の浸透により、中古品を売買するリユース市場が拡大していったのである。

リユースショップ業界の現状は、トップ10企業の売上合計で約4160億円に達しており、業界全体でもゆるやかな成長が続いている。中古品に対する抵抗感がなくなっているのは業界にとってまさに追い風だろう。

 

さらに業界内でもセカンドストリートはアパレル部門での売上が突出している。これは、テレビCMによる販促や積極的な出店攻勢により、女性層を中心に高い支持を取り付けたことに尽きる。

また同店の強みとして、実際に訪れて感じたように「明るく清潔感のある店内」も挙げることができる。従来の中古リサイクル店の多くは、どこか薄暗くて、汚いイメージがあった。そのイメージを払しょくしたことによって、主に女性層の集客に大きな効果があったと言えるだろう。