酒類提供禁止令も…香港と日本、新型コロナ対応「スピード感」の差

すでに現金1人14万円の支給決定
楢橋 里彩 プロフィール

日本とは違うスピード感

林鄭長官は前週末に海外でのウイルス流行がさらに深刻化して、香港でも海外からの感染者流入が急増したことを挙げ、できる限り世界と香港域内とのウイルス伝播の鎖を断ち切る必要があると述べた。

さらに林鄭長官は条例改正を通じてライセンスを持つバーとレストランで酒類を提供するのを禁止するとも発表し、約8600軒のバーとレストランが影響を受けることになる。

どの業界も厳しい状況を強いられ、さらに反論も飛び交うであろう。だが、こうした思い切った迅速な決断が為されていることは評価できるのではないか。振り返るとここ1ヵ月であらゆる措置を実施し実現している。

 

実際に住んでいると不可能ともみられる本土との出入境管理所の封鎖が断行されるなど、SARS流行時でも行われなかったような大胆な措置が実施されているのに驚く。
日本人の立場から見れば特区政府の動きはかなり早い。これは、2月末の時点で特区政府が1人14万円の現金支給を行うことを決定したことからもうかがえる。これもマカオ特区政府と同じく潤沢な財政があるからこそなせる技といえるだろう。