酒類提供禁止令も…香港と日本、新型コロナ対応「スピード感」の差

すでに現金1人14万円の支給決定
楢橋 里彩 プロフィール

今後2~3週間は “戦時状態” 突入

特区政府が懸念していた通り、19日午後に新たに確認された感染者のほとんどが海外渡航歴がある人だった。

うち3人は中環(セントラル)にある繁華街・蘭桂坊(ランカイフォン)や、付近にあるフィットネスクラブを訪れていたことが分かった。また感染者の1人は2月15~23日に北海道に滞在していたこともわかった。

香港大学感染及伝染病中心の何栢良・総監は今後2~4週間に多くの人がウイルス蔓延地域から香港に戻るため、少なくとも200人の感染者が海外から流入するとの見通しを示している。また何総監は「香港はすでに戦時状態に突入した」と述べ、市民に当面はバーやフィットネスセンターには行かないよう呼びかけている。

林鄭月娥・行政長官は21日、海外から香港市民が退避する波が2週間は続き、ウイルス拡散防止の状況が厳しくなることに対応して、いくつかの新措置を発表した。

新措置は以下の通り
・3月24日開始予定だった高校の共通試験が、4月24日開始に延期、5月中に終了
・公務員の特別勤務措置の再開
・再開された体育館と博物館などの設施の閉鎖

 

林鄭長官は、社会で隔離令違反の問題が注目されていることに対応し、執法部門は抜き打ち検査を行い、違反者は容忍せず警告なしで即時起訴すると述べた。