がんになったら、国は保障してくれるの?

日本人の2人に1人ががんになる時代、と言われます。平均寿命の長い女性がいちばん検討すべきは、がん保険です。ですが、がんに罹患したときにまず確認すべきは、民間の保険ではなく国の健康保険制度。思っているより多額の保障が得られることに驚くはずです。

『知識ゼロの私でも!日本一わかりやすいお金の教科書』より

こちらは保険の考え方を表した図です。
私たちがまず頼るべきなのは公的な「社会保障」(健康保険制度)。その次が「会社の保障」→「私的な保障」、最後に「民間の保障」という順になります。公的な社会保障には下記のようなものがあります。

□ あなたが会社員なら「傷病手当金」がある
病気やケガで会社を3日以上休んだ場合、4日目から最長1年半のあいだ、休んだ日に対して傷病手当金が支給されます。1日の支給額は、各種手当を含む月収÷30×3分の2。会社員ならではの保障です。

「高額療養費制度」はすごい!
1ヵ月の医療費が一定額を超えた場合、限度額を超えた分が後から払い戻される制度。年収に応じて上限が決まっているけれど、補償額がかなり多いありがたい制度です。年収350万円の人が医療費100万円かかった場合の例をみてみましょう。

イラスト/黒猫まな子『知識ゼロの私でも!日本一わかりやすいお金の教科書』より

医療費100万円と聞くと青ざめますが、実際に払うのは5万7600円!
こうした制度があるということを知っておけば、民間の保険に入る際に、ムダな特約をたくさんつけなくて済みます。
がんになる心配がなくなるということはありません。がん保険だけは卒業できない保険といえます。だからこそ、保険料が高すぎる商品はNG。一生つきあっていくために、毎月保険料を支払いながら貯蓄もできる金額が目安です。