「貯金はせいぜい保険くらい」と思っている人はいないだろうか。ひとことで「保険」といっても、令和の今は大きく金利も意味も変わってきている。だから昔の価値観のままで、若いうちに入ると得よ、大人になったら入りましょう、の声につられて入ってしまうと、あとで大失敗ということも少なくないのだ。

ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんの著書『知識ゼロでも! 日本一わかりやすいお金の教科書』は、いまさら聞くことはできないかもと思う基本からお金の話をまとめた一冊だ。本書の発売を記念し、本書より「貧困女子」とはおさらばするための知識を短期集中連載でご紹介していく。

第1回は「年収500万円は手取り394万円」という切り口から、自分の年収を知る重要性とそのノウハウをお伝えした。第2回の今回は「損をしないための保険の常識」についてお伝えしていく。入ってはいけない保険、入ったほうがいい保険も含めてご説明いただこう。

これ、大きな間違いなんです! イラスト/黒猫まな子『知識ゼロの私でも!日本一わかりやすいお金の教科書』より

「保険は貯蓄じゃない」が令和の常識

“大人”になったら保険に入るもの……これは親世代の常識。
バブル前くらいまではどうにか通用していたこの「常識」、今も信じていたら完全にアウトです。

かつては金利が高かったので、貯蓄型の保険でお金を増やすことができて、“保険で貯蓄”する人も多かったのです。その頃の記憶が残っている親世代は、子どもたちにもつい「社会人になったんだから、貯蓄と思って保険に入りなさいよ」などとアドバイスしがち。ですが、保険に関していえば、親の言うことを聞いてはいけません!

今の時代、金利はかつてと比べものにならないくらい低いので、親世代の頃のように保険が貯蓄を兼ねるということはありえません。途中で解約などしたら、むしろ損するばかりなのです。

ここで、多くのお金ビギナーが思い込みがちな“保険カン違い”を見直してみましょう。

イラスト/黒猫まな子『知識ゼロの私でも!日本一わかりやすいお金の教科書』より

保険=万が一のために入らないといけないもの、というなんとなくの危機意識から入る人もいるようですが、そもそも保険とは、お金のかかる困りごとが起きたときに、貯金では足りない分を補うためのもの
たくさん貯金があり、国の制度で賄えるケースであれば、必ずしも民間の保険に入る必要はないのです。でもこういう“最新の常識”を誰も教えてくれません。