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新型コロナで「四重苦」に追いつめられた韓国・文在寅政権の末路

複合不況に襲われる韓国経済
武藤 正敏 プロフィール

韓国経済は危機的状況

新天地に焦点が当たっていたため、これまでは他の集団感染が見逃されてきた。

ソウル市九老区のコールセンターでは今月9日から3日間で感染者が100人以上発生し、その後も増え続けている。世宗市の政府庁舎でも12日、21人の感染が発生し、そのうち13人が海洋水産部であった。感染者が出た部門は閉鎖され、職員150人が隔離されて事実上業務停止状態になった。

〔photo〕gettyimages 

ここ数日急激に増えているのが海外からの帰国者の感染である。

3月23日、新規感染者64人のうち、海外流入関連が22%(14人)である。現在韓国政府は、新型コロナ診断検査費用、治療費無料支援、生活費支援を行っているが、国内で反発が広がっている。

韓国の感染者、死者数は、日本と同様、欧米と比べれば、比較的抑えられてきた。しかし、集団感染が今後広がる可能性は否定できず、海外からの感染者の流入もある。当面終息宣言ができないであろう。

 

現在の韓国経済の状況は、文政権の経済政策の失敗に新型コロナ危機が増幅し、IMF危機当時より深刻な状況である。

韓国銀行は、3月19日米国FRBと600億ドル規模の韓米スワップを締結した。これで韓国の準備高は4600憶ドルとなったが、これでも外国人投資家は韓国市場に背を向けている。

3月20日こそ39.20ウォンのドル安となる1246.50ウォンまで戻したが、3月23日には再び1266.50ウォンまで値下がりした。株式市場も乱高下が続いている。3月24日には米国の政策期待で反発しているが、非常に不安定な状況であり、いつ資本逃避が起きるか懸念が高まっている。