キーワードは「レアキャラ化」

AIに負けない人間的な魅力をいかに高めるか。そのキーワードは「レアキャラ化」です。
ダイヤモンドに高い価値があるのは希少(レア)だから。人間的な魅力も、同じようにレアキャラであるほど価値が出てきます。
教育改革者の一人である藤原和博さんは、100万人に一人のレアキャラになるには、100人に一人レベルの得意分野を3つ持てばよいとおっしゃっています。僕もその考え方に賛成です。

1つの分野で100万人に一人の存在になるのは大変です。そこを目指すのではなく、100人に一人の得意分野が3つ持てたら、100×100×100=100万人に一人のレアキャラになれるのです。僕はこれを「2流の柱を3本持つ」と表現しています。

華やかなことを華々しく得意とする子もいる。でも地味なことで自分がこれはと思ったことがいくつかあれば、それを得意にしていく。そうすることで「レアキャラ」になることができる Photo by iStock

僕自身、国内外から講演に呼ばれるようになったのは、英語×ICT×ファシリテーター(講演や会議の進行・調整役)という3つの分野で「そこそこの実力」を持っているから。僕よりも英語が上手な先生は大勢いますし、ICTに関してもファシリテーションに関してもそれは同じです。けれど、この3つがそこそこ得意な人はレアなので、周囲から僕は評価していただいているのだと思います。

「やめる勇気」をもって、1つの分野を100万人に一人レベルまで究めることは諦めたとしても、100人に一人の得意分野を、1つ、2つ、3つと増やしていければいいのです。そうして、100万人に一人のレアキャラに育ててあげてください。