次に襲いかかる事故

どうやら金運には恵まれている遠藤さんなのだが、なぜか人生は彼女に試練を与える。次のトラブルは──なんと交通事故だった。

2015年5月の早朝、出勤途中に赤信号で止まっていた遠藤さんは、よそ見運転の後続車に追突された。それ以来、脳神経に不調が出て、舌がよく動かず、話をしようとしても、ろれつが回らない。いろんな病院を回っても原因がわからなかった。5ヵ月後、なんとか仕事に復帰したが、残業続きの日常がたたり、症状が悪化。2016年初頭から出社できなくなった。幸い、半年ほどは給料の6割が支給されたが、7ヵ月目からはストップ。一挙に生活不安が高まった。

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「通帳の数字がどんどん減っていくのは怖いです。しかも病気の原因も病名もわからない。あちこちの病院に行って、MRIを撮るからお金もかかるし、カイロプラクティックや温泉、鍼灸もやって。結局、丸1年、闘病しました」

そんな不調のさなかだったが、FP研修のセミナーに参加した遠藤さんは、新たな出会いを経験した。レオス・キャピタルワークス株式会社の藤野英人社長さわかみ投信株式会社の澤上篤人会長である。

「長期投資というのは、株式や投資信託をコツコツと長く買い続けることだと思っていました。でもお二人の話を聞いて、本来の投資の意味がわかってきたんです。よい企業を投資という形で応援して、よい社会、よりよい未来を創っていく。これは素晴らしいと感動しました」

遠藤さんは地銀で購入し、唯一持ち続けていた日本株式インデックスを全部売って、60万円ほどの資金をひねり出し、レオス・キャピタルワークスのひふみ投信さわかみ投信のさわかみファンドを購入した。またもや、すばやい行動である。

「インデックスファンドもプラスになっていたので損はしていませんでした。でもひふみ投信を買ったら、また基準価額がパンッと上がって。さわかみ投信も購入後に価額が上がりました。全部合わせて200万円くらいになったので、精神的にはだいぶ楽でした。本当に運がよかったです」