韓国で起きた衝撃の性犯罪「n番部屋事件」の深すぎる「闇」

レイプ撮影、「奴隷」と肌に刻みつけ…
トイアンナ プロフィール

女性差別は、男性差別にもつながる

n番部屋事件は、決して他人事ではない。

日本でもミソジニーを抱く男性は少なくない。「インセル」という、恋人ができずに女性を憎む集団が世界中にいる。

n番部屋事件はチャットルームさえ開ければ、世界のどこででも起きうる犯罪だったからこそ、累計26万人も加担できてしまったのである。

〔PHOTO〕iStock

男女平等が進む中で、「男性が背負っていた男らしさの責務」は後回しにされてきた。だが、本来女性差別と男性差別は、表裏一体となったものだ。

女性がやさしさ、謙虚さを求められるように、男性は力強さ、リーダーシップを求められてきた。女性が強さを持つことを認めるなら、男性が弱いままでいることも認めなくてはならない。

 

男女平等へ向けて「権利を与える順番」の難しさを放置すると、大きな事件につながりうる。そのリスクを知らしめた事件として、n番部屋事件は残念な代表例となってしまった。

まずは被害に遭われた方の快癒を心から願う。と同時に、これが韓国人女性・韓国人男性をさらに抑圧することなく、健全な「次の男女平等」へ向けた議論につながるよう、願っている。