バフェットの師匠が教える「粉飾決算の見分け方」

ゴキブリが1匹だけのはずがない
大原 浩 プロフィール

グレアムは粉飾決算を見つけることに注力

また、デビッド・L・ドッドとの共著「証券分析」においては、企業の粉飾決算の見分け方を延々と論じている。

ベンジャミン・グレアムは1929年のニューヨーク株式市場大暴落で痛手を被った。しかし、その経験を活かし独自の投資手法を生み出し、バフェットから師匠とあがめられた人である。

投資業界の「(明治政府の主要人物を松下村塾から多数輩出した)吉田松陰」とも言える人物で、自身の生涯パフォーマンスもかなり良かったのだが、バフェットをはじめとする弟子たちの成績が驚異的であった。

弟子たちの多くは、バフェットのような生涯現役ではなく、多くが大富豪になってから引退しているので、生涯のトータル・パフォーマンスにおいてはバフェットに見劣りするが、現役時代の年間運用成績は、バフェットと勝負できる水準であった。

バフェットは自分自身を含むこの弟子集団を「グレアム村」と呼び、師匠のグレアムが亡くなるまで囲む会が定期的に催されていた。

20歳の時に「賢明なる投資家」を読んだバフェットが感銘を受けて、グレアムのもとに押しかけたことが2人の交流の始まりだ。バフェットからの手紙では、今でも事あるごとに前述の2冊の本を読み返していると述べている。

 

ただし、決してわかりやすいとは言えないから、書店でパラパラとページをめくって、どのような本かを確認してから購入したほうが良いだろう。そうすれば、読まずに「つんどく」する本に貴重な資金を投入することが無くなる。

関連記事

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/