コロナショックはリーマン級「全国民10万円給付と消費減税」が必要だ

「ショボい対策」では乗り切れない
髙橋 洋一 プロフィール

「荒療治」が必要なとき

この政策の難点は、インフレ率が高まることだが、リーマンショック級の不況の中で心配すべきことでない。

今のところ、消費増税とコロナショックがダブルパンチとなっている。しかし、本コラムでもすでに予想したように、東京五輪中止が加わってトリプルパンチになる可能性もある。それに備えるために、一刻も早く、3月中の予算修正というこれまでにやったことのない「荒療治」を使ってでも、早めの経済対策が望まれる。

 

最後に、日本国内の新型コロナウイルスの患者数予測を述べておこう。政府の専門家会議は、今のところ持ちこたえているが、警戒の手を緩めるときではないとしている。もちろん筆者もこの考え方に賛成だが、民間の立場から見れば、もう少し先の話がほしいところだ。展望なしではガマンもできなくなる。

下図は、筆者の独自の試算による、日本国内での新規感染者数の予測である。十分な幅をもって読むべきであることを留意されたい。