日本電産・永守会長、やっぱりあなたが社長をやるべきです

他の誰がやっても、うまくいきません
週刊現代 プロフィール

毎週、進捗を報告させる

意思決定の速さからくるスピード感も、日本電産の原動力だと川勝氏は続ける。

「日本電産には『すぐやる、必ずやる、出来るまでやる』という標語があるのですが、これが組織にくまなく浸透しているため、スピード最優先の会社になっている。

 

『ウィークリーリスク会議』と呼ばれる会議があり、主要な費目は1週間ごとに予算を組み、短いサイクルで目標の進捗確認やコストの管理を行っています。ほとんどの会社が月ごとで進捗やコストの管理を行っているのとは対照的です。

こうしてすべての部署が目的達成に向かって進むので、年間の計画にほとんど狂いがなく、業績の下方修正がほとんどない。これが日本電産の強さです」

Photo by iStock

過去を振り返っても、不調だったのはリーマンショックのときぐらいで、永守氏が掲げた目標はほぼ達成してきた。

'18年頃より本格化した米中貿易戦争の煽りで日本の製造業は軒並み不調に陥ったが、それでも日本電産は吉本新社長のもと、売上高1兆5000億円前後をキープするなど、業績は決して悪くはなかった。