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# 数字

会社の良し悪しはここで見抜く! 4つの「人事の数字」

例えば「中小企業の平均賞与額」は?
商談、会議、雑談……「数字」に強い人は、どんな場面でも一目置かれるもの。とくにビジネスパーソンなら「人事の数字」を知っておくべきだと、著書『商談・会議・雑談でなぜか一目置かれる人が知っている「数字」のコツ』を刊行したコンサルタントの山本崚平氏は語る。その中でも代表的な、4つの「人事の数字」を挙げてもらった。

「労働分配率」の平均は?

「人事の数字」を知ると、自社の良し悪しの判断ができるようになります。「人事の数字」は数多くありますが、ここでは代表的な4つの数字を紹介します。

ちなみに、数字の良し悪しは、同業他社の統計データとの比較になり、比較対象の同業他社が自社と100%同じビジネスモデルであるとは限りません。

そこを踏まえたうえで統計データを見ることも、統計データに触れる際のポイントです。

(1)平均労働分配率

労働分配率という指標をご存知でしょうか。

これは、企業が生み出した付加価値のうちの、どれだけが労働者に分け与えられているか(なので「分配」)を示す指標で、〈人件費÷付加価値額〉で算出されます(付加価値額は、売上から仕入れや材料費、外注費を差し引いた粗利益と考えてください)。

 

労働分配率が高ければ高いほど儲けは社員に還元されており、低ければ還元されていないことになります。

労働分配率の全業種平均は50%です。企業が生み出した価値の50%が、労働者に支払われていることになります。