子どもたちの「3つの間」を伸ばしたい

前原小学校は4年前からプログラミング教育を全国に先駆けて導入。モデル校として視察・取材が絶えない。「授業改善推進指定校」「ICT活用授業推進校」として、蓑手さんが中心となってITを駆使した「新しい学び」の実践が行われてきた。

「子どもたちの居場所を作りたかった。パソコンの前に集まれば友達に会える。そこで遊ぶ約束もできる。交流をしながら、その日のやる気を作る時間になればと考えました」と蓑手さんは説明する。

三間(さんま)。時間、空間、仲間。この3つの「間(ま)」が子どもには大事だとされる。

「いまコロナの影響で、友達と空間が圧倒的に制限されています。でも、時間はいっぱいある。であれば、空間と仲間を増やす仕組みをつくろうと思ったのです」

時間だけはあるが、一緒の空間と仲間が制限されている… Photo by iStock

言うなれば、大人がリモートワークなら、子どもは「リモートラーニング」。このような形でオンラインを活用した実践にいくつかの自治体が踏み切っている。多くは、学校と児童をオンラインでつなぎ、いつもの学校と同じ集団授業を行う。もしくは、教員が課題を出し、それに取り組む。

デジタルネイティブの子どもたちにオンラインを活用した実践をしている自治体もある Photo by iStock