子どもたちが自分の取り組みを「報告」

冒頭、蓑手さんが「自分の中で締め切りを決めてみる」という話をする。いつまでにここまでやろうと目標設定すると、モチベーションがアップするし、効率も良くなる。そんな内容だ。

「到達するゴールの座標を決めてみて。そこにいたらなくてもいいんだよ。意外とやれたなあ、とか、いかないなあ、とか。自分でゴールを決められたらいいなあと思っています」

それ以降は、子どもたちが自分の学習の取り組みを報告する時間だ。他の子も注目する。
A君、しゃべれますか? と蓑手さん。

「しゃべれます」
春休みスペシャル(春休みの課題)、やったの?
「うん、マンモスのこと調べた。東京新聞に書いてあって。お母さんにやってみたらといわれて。やってみたら面白かった。1個決めたら集中できる」
そうか。頑張って! 楽しみにしてるよ。

次に登場したのはB君。

「あのさ、ババロア作ってみたの。キットがあってさ」
日ごろからお菓子とか作るの?
「初めてつくりました」(照れ)。
誰かに食べさせたの?
「自分で食べました(笑)ちょっと空気が入っちゃった」
空気が入っちゃうとどうなるの?
「入り過ぎると見栄えが悪いの。味は変わらない。プリンもやってみる」
いいねえ。将来、パティシエとかどう?

このような流れで、それぞれが自分で決めた取り組みや進捗、次の予定を報告する。
「昨日、4キロ走った!」と誇らしげに報告する子もいた。

教員と子どもたちは1対1ではない。自分が話している内容を他の子たちが聞いていることもよくわかっている 撮影/島沢優子