4回育休を経験

小泉進次郎環境大臣が年始に「育休」を取ったことで注目を浴びた男性の育休。まだまだ実際に取得したことのある男性は少数派だと思います。

周囲に経験者がいないと、情報も不足しており、周囲の理解も得づらい。制度はあっても取りづらい雰囲気が社内にも社会にもあるので、普及が進まないのが現状かもしれません。

私は5人の父親ですが、これまで計4回育児休業を取得したことがあります。そもそも子どもが5人いる家庭が絶滅危惧種的存在ですので、もしかしたら、日本で「最も多く育休を取得した男性」の一人かもしれません(笑)。

ちなみに、同じ5人(二男三女と男女構成も同じ)の父親で「イクメン」俳優として有名なつるの剛士さんは2回育休を取得されています。ということで、私の育休経験の一端を共有させていただきたいと思います。

私が初めて育休を取得したのは2011年のことです。今から9年前、東日本大震災が発災したちょうどその時期です。

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生後50日だった赤ん坊の第二子を抱っこしているときに、大きな揺れが襲い、赤ん坊を抱っこしたまま、妻と2歳の長男と一緒にテーブルの下に避難したことを今でも鮮明に覚えています。

その後も続く余震と、原発事故による放射線のリスクといった強い不安のなか、日々表情や動きが変わる赤ちゃんのオムツを替えたり沐浴をさせたり、2歳の長男を自転車に乗せて公園に連れて回ったりと大忙しでした。

育児の大変さと震災のストレスがピークに達した頃、私が震災や放射線情報が気になってスマホばかりを見ていて、夫婦の間がぎすぎすしたときがありました。

そんなとき、長男と一緒に観たアンパンマンの映画で、「困っている人を助けたとき、心があたたかくなって、その時わかったんだ。僕が何のために生まれてきたのか。何をして生きていくのか、何が僕の幸せなのか」とアンパンマンが語り、歌が流れたとき思わず涙があふれました。