コロナ騒動で露呈…日本とフランス「教育力」の決定的な差

休みではなく、勉強法の進化のチャンス
安發 明子 プロフィール

筆者の娘は3歳で、学校では入学時から特別なアプリケーションでその日の授業の内容、子どもたちの作品、学校での子どもたちの様子やスポーツが写真やビデオで共有され、先生からの伝達事項や先生への連絡もアプリ上でおこなっていたので、今後はそのアプリを通して毎日オンライン授業が行われ、課題を提出することになる。

3歳だとオンライン授業にはまだ親のフォローが必要だが、親にとっては、子どもが歌っている歌や話していた授業の内容についてより知ることのできる機会になるし、子どものそれぞれの科目に対する姿勢、何が苦手なのかも知ることができる。

その日あまり得意ではなかった内容について先生にメッセージを送ると、より丁寧に練習できる内容を送ってもらえることもこの方法ならではの利点である。

まだオンラインでのやりとりがなかったパリ市の学校についても学校閉鎖が決まった当日のうちに「教育継続キットへのアクセス」というオンライン授業にアクセスする方法が書かれたメールが届いているそうである。

 

筆者の娘の学校からは、毎朝先生から子どもたちへのメッセージと今日の勉強プログラムについての説明のビデオが届く。フランス語、算数、手を使った作業、歌、ヨガなどが用意されていて、プリントアウトして使ったり、ビデオを見ながら学ぶ。

例えばフランス語の授業(3歳)としてはこのような指示が出る。

1. 学校で習った本の表紙を見て、本の内容を大人に説明する
2. 先生の絵本の読み聞かせのビデオを音無しで見て、それぞれのページの内容を大人に説明する
3. 先生の絵本の読み聞かせのビデオを見る
4. 大人に、絵本の話の場所、季節、それぞれのキャラクターの名前等について説明する
5. 一つのキャラクターについて絵を描く。手足や顔の形を間違えず、それぞれの色も間違えないように。大人にそのキャラクターの説明をする。絵はファイルに入れてとっておき、学校に提出する

丁寧な指示が生徒にあり、子ども自身の責任として勉強に取り組むようになっており、親もサポートしやすい。

筆者の娘が学習したプリント