3月21日 気候変動枠組条約が発効(1994年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1994年のこの日、国連気候変動枠組条約(United Nations Framework Convention on Climate Change)が発効(採択された条約が効力を発揮しはじめること)しました。

 

大気中の温室効果ガス濃度を安定させることが究極の目的とうたう同条約は、史上初めての地球温暖化対策に関する国際条約となりました。

1992年に開催された「地球サミット」 Photo by Getty Images

1992年にブラジル・リオデジャネイロで開催された環境と開発に関する国際連合会議(UNCED、いわゆる「地球サミット」)。ここで採択された気候変動枠組条約は、通常の条約とは少し異なります。

「枠組条約」とは読んで字のごとく、条約の大きな目的と原則のみをまず枠組みとして定め、具体的な内容については個別の議定書などで後から考える、というものなのです。

1994年の条約発効以後、これに加盟する国々は内容を詰めるために締約国会議(Conference of the Parties、COP)を毎年開くこととなりました。日本を舞台として開催された第3回締約国会議(COP3)で定められたのが、有名な「京都議定書」です。

京都議定書は、今まで努力目標に過ぎなかった温室効果ガス削減計画に法的拘束力を持たせ、目標を達成できなかった国々には罰則が科されることとなりました。地球温暖化の抑止に向けて全世界が一丸となるように思われましたが、アメリカや中国といった大国は、京都議定書を批准することはありませんでした。

排出され続ける温室効果ガス Photo by Getty Images