2種類の「攻撃メール」

攻撃メールには、スナイパーのように特定のターゲットを狙う「標的型」と、ショットガンのように広く多くの宛先に送り付ける「ばらまき型」とがあります。警視庁によると、ばらまき型がメール攻撃の85%と高い割合を占めており、組織とは関係ない個人アドレスに送られてくる不審メールは、ほとんどがばらまき型です。

ばらまき型攻撃メールは、不特定多数のメールアドレスに、同じ件名や内容のメールを送りつけ、そのメールが届いたパソコンやスマホをウイルスに感染させようとする、数打ちゃ当たる作戦の有害なメールです。添付されているファイルを開いたり、記載されているリンク先(URL)をクリックしたり、リンク先のwebサイトに情報を入力したりすると、大切な個人情報やクレジットカード情報などが盗まれてしまう可能性があります。

photo by iStock

最近は、何となくありそうな名前や本物に似せた名前だけでなく、実在する金融機関などを偽ったメールやショートメッセージで偽サイトへ誘導する、「フィッシング」と呼ばれるサイバー詐欺が増えています。フィッシング(phishing)という名称は、魚釣り(fishing)と洗練(sophisticated)を合わせて作られたと言われています。

クレジットカード情報や各種インターネットサービスのIDやパスワードなど、個人の金銭的価値のある情報が釣り上げられて、ある日、あなたの銀行口座からお金が消える、なんてことが起こるかもしれません。