安倍よ、さらば…菅官房長官の「逆襲」がいよいよ加速している

新型コロナ対応のウラ側で…
歳川 隆雄 プロフィール

本当に「身も心もボロボロ」なのか?

そうした中で、先の朝日新聞は《自民党内の一部には、次の衆院選を前に石破氏への世論の期待感がさらに高まれば、かつての「小泉純一郎フィーバー」のような「石破雪崩」が起きかねないとの見方が出始めている。》と報じたのである。安倍官邸が怒り心頭に発したのはほぼ間違いない。 

要は、安倍後継を巡るキナ臭い動きが顕在化しているということである。コロナウイルス感染対策で忙殺される安倍首相が世上で言われている「身も心もボロボロ」であると、筆者は判断していない。15日の首相記者会見テレビ中継を具に観察したが、安倍首相は意気消沈どころか、批判の集中砲火を浴びるほど「なにくそ」精神が擡(もた)げるという同氏の特質が見て取れた。

 

コロナ対策は政局と密接に関わっているのだ。現状ではウイルス感染者増加が不可避であるが、当面の結節点は一斉休校とした小中高等学校の早期再開であり、間もなく発表される零細・中小企業向け経済対策の「目玉」――法人事業税・法人住民税・消費税(1-3月期決算)の納税期限の半年(1年)延期――に対する反応である。

自信に満ちた安倍首相が自らのリーダーシップで現下の国家的危機を乗り切るとの野心を抱く日が遠からず来る予感がするのだが、如何に。

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