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関西電力事件・第三者委員会報告、「闇」はこれで完全に暴かれたのか

頑迷で呆れた内向き体質

75人が金品を受けとり

これで関西電力の「闇」は完全に暴かれたのだろうか。

関西電力の役員らが原子力発電所のある福井県高浜町の森山栄治・元助役(故人)から多額の金品を受け取っていた問題を調べていた「第三者委員会(委員長・但木敬一元検事総長)」が3月14日に調査報告書をまとめた。

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金品を受け取っていた社員は75人と、これまでに公表されていた23人から大幅に増えた。また、受領した金品の総額は3億6000万円相当(昨秋の公表では3億2000万円相当)に上ったことが明らかになった。

これを受けて、事件発覚後も居座ってきた岩根茂樹社長が同日付で辞任、後任に森本孝副社長が昇格した。これで関電は幕引きを図りたいということだろうが、関西電力の「体質」が問われるのはこれからだろう。

「返却の意思等の種々の弁解は可能としても、ユーザー目線で見れば容赦できない背信行為であり、深刻なコンプライアンス違反というしかない」「今回金沢国税局の調査が入った後においても、本件は取締役会でも論議されず、監査役会も取締役会に報告せず、世に公表する道も取らなかった。そのつけも決して軽くはなかったことを肝に銘じるべきである」

 

委員長の但木氏は200ページにおよぶ報告書の最後に自らの名前で「結語に代えて」を書き、こう苦言を呈している。