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【2020年最新版】「やるだけで大金を確保できる手続き」 教えます

年齢別・事情別の最新知識

50代でやっておくべきこと

一昨年8月、都内在住の辻悟さん(仮名)は、75歳の誕生日を機に、長男に500万円を渡した。

「人生の終わりも見据え、贈与をしたのです。長男も家を新築すると言うのでいいタイミングだと思いました」(辻さん)

しかし1年後、税務署から長男のもとに突然「新築、買い入れまたは賃借された家屋等についてのお尋ね」という文書が届いた。

「税務署は、贈与税の未払いを把握していたのです。当時、贈与契約書すら作っていなかったほど、私は手続きを知りませんでした」(辻さん)

長男は約50万円の贈与税を追徴課税され、延滞税まで取られた。辻さんと長男との仲も、微妙になってしまった。

60歳で定年を迎えると「第二の人生」が始まる。交通事故に遭ったり災害に見舞われる可能性もあるし、宝くじに当たるなど幸運も舞い込むかもしれない。老人ホームに入ったり、家を貸すこともあるだろう。

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年齢を重ねていくにつれ、あなたをとりまく事情は刻一刻と変化する。そしてそのたび、あなたは新たな手続きに直面する。しかしやり方を知らなければ、冒頭の辻さんのようにおカネをムダにすることになる。

制度や手続きの方法は、毎年のように変わる。今年1月には公的年金等控除の金額が引き下げられ、年金にかかる税金が増えた。さらに4月1日には相続法改正の目玉、配偶者居住権も始まる。年齢、事情別でやるべき手続きについて、最新知識を身に付けよう。

 

定年前の55歳からは、将来もらう年金を考えた手続きをする。

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