日常的に使うものの選び方からも、持続可能な暮らしの可能性を学ぶことができます。そこで、サステナブルなアイテムを使うことの意義にいち早く気づき、仕事を通じて広めてきた人たちに、おすすめのアイテムを教えてもらいました。今回は、「無印良品」の矢野直子さんが登場。

矢野直子 
無印良品
大学卒業後、良品計画に入社。一度退社してスウェーデンに滞在。帰国後はファウンドムジを手がけたり、伊勢丹研究所などを経て、無印良品の生活雑貨部の企画デザイン担当部長に就任。

矢野直子さんのおすすめアイテム

more treesの鳩時計

国産木材の有効活用や間伐の推進などに取り組んでいる森林保全団体、モア・トゥリーズの鳩時計。2009年のデザインタイドトーキョーの際、矢野さんがディレクションし、深澤直人氏にデザインしてもらったもの。森林整備の過程で伐採されたモミ材やクルミ材で作られている。笛を吹くように空気を押し出して音が鳴るふいご式の鳩の声は、電子音とは違う温かな響き。¥33000/モア・トゥリーズ・デザイン☎03-5770-3969

POOLの洋服

プールは、素材を無駄なく使いながらも、ものづくりの過程で発生するハギレや端材、流通の過程で発生するキズや汚れなどで販売できなくなった商品をためておき、さまざまな企業・クリエイターとつながりながら、新たな価値のある商品に再生させる取り組み。ものづくりの監修をミナ ペルホネンのデザイナー、皆川明氏に依頼し、残反を利用した服やバッグ、残糸を利用したソックス、ソファカバーのハギレで作った巾着ポーチなど、さまざまなアイテムを生み出している。¥8800(税込み)/イデー idee.co.jp

無印良品の不揃いホワイトチョコがけいちご

いちごをまるごとフリーズドライにし、ホワイトチョコレートをかけた人気のおやつ。そもそも農作物はサイズや形が不揃いなものなのに、一般的には選別して大きさの揃ったものだけを使うことが多い。無印良品では素材を余すところなく生かすため、不揃いのまま商品化。粒の大きさや形が違うものも使っているので、チョコレートが均一にかかりにくく、いちごの果肉が見えているものも。チョコレートの厚がけもせず、いちごの味を活かしている。¥290(税込み)/良品計画☎0120-146404