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コロナの盲点、マンション住民が「集団感染」を逃れるための正しい作法

マンション「共用部分」はリスクが満載
日下部 理絵 プロフィール

立ち入り制限がなく、不特定多数が出入り可能…

新型コロナウイルスに特効薬がないとされる以上、マンションの「集団感染」を避けるためには、管理組合で対応するか、自己防衛するほかありません。

マンションで過ごす際の注意点を、インフルエンザやノロウイルスなどの対策を参考に考えていきたいと思います。

〔photo〕iStock

まず、日本のマンションは自分が思っているよりも色々な人が出入りしている場所です。不要不急の外出自粛が政府から要請されても、マンションやビルへの立ち入り制限などはなく、住民以外にも知人や宅配業者、点検業者などが自由に出入りできます。

この状況であれば、万が一マンションで蔓延した場合、感染経路は追跡のしようがないでしょう。

一方で上海など中国の都市部では、公共施設だけでなくマンションやビルの立ち入り制限、住民全員の健康追跡がされていました。マンションの入り口で検温が強制され、外出先で発熱したら自宅にも帰れなかったとも聞きます。中国の各地でも警察はドローンでマスク着用を呼び掛けたり、外出制限や住民の厳格な管理が実施。また、「出掛ければ足を折り、口答えすれば歯を抜く」といった街には過激なスローガンもあふれていたそうです。

そんな不特定多数の人物が出入りするマンションですから、いくら管理が行き届いていたとしても、共用部分にはウイルスがたくさん付着しています。

 

たとえば、エレベーターボタンやエスカレーター、歩行を補助する手すり、宅配ボックス、エントランスにあるオートロックのテンキーやインターホン、ゴミ置き場などが考えられます。

人と人がすれ違う時に起こる「飛沫感染」ではなく、「接触感染」が起こりうることに留意しておきましょう。