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コロナの盲点、マンション住民が「集団感染」を逃れるための正しい作法

マンション「共用部分」はリスクが満載

マンション住民の「集団感染リスク」に注意すべき

新型コロナウイルスの影響は、いよいよ休校やテレワークの推奨、そして外出の自粛にまで及んでいます。

歓送迎会などの飲み会が中止になったり、スポーツジムや公共の施設が閉鎖されたり……。人混みを避け、ご自宅マンションで過ごしている方も多いのではないでしょうか。

ところが、外出を控え、マンションにこもりきりだからといって、ウイルス感染から逃れられるわけではありません。もし同じマンション内に感染者が出た場合、居住者間で「集団感染」が起こる可能性も否定できないからです。実際に2003年、SARS(重症急性呼吸器症候群)が流行した際、香港のタワーマンションで集団感染が発生した事例もあるのです。

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クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」、屋形船、観光バス、タクシー……。

思い返せば、報じられている感染経路を辿ると、不特定多数が出入りする乗り物は危険であることがわかっています。また、特殊な例ではありますが、中国の刑務所では500人を超える集団感染が起こっています。人が集まることの危険性も浮き彫りになってきています。

日本のマンションの平均戸数は50戸といわれています。1世帯に3人でお住まいなら、一棟に150名が住んでいる計算になります。タワーマンションや大型物件であれば、500戸や1,000戸など1棟で約5,000人が住むマンションも存在しています。ちょっとした地方自治体くらいの人が同じ建物に暮らしているわけです。

 

しかし、日本では集まって住むマンションでの危険性について、いまだ警鐘が鳴らされていません。私はマンション管理士として1000棟以上のマンションを見てきており、また自身もマンション住まいですが、集合住宅の「共用部分」に注視すると、感染のリスクになりうると感じる箇所が多々あります。