三国志ファン唖然、のちに感動…『パリピ孔明』とは何者か?

マニア垂涎のエピソードが次々と!
箱崎 みどり プロフィール

孔明、クラブに降臨

私にとっての孔明といえば、登場と共に物語が華やぎスケールアップする英雄であり、志半ばで病に倒れる悲劇のヒーロー。

鮮やかに策をズバズバ決める、惚れ惚れするような有能さと、劉備たちが亡き後、一人で蜀を追って立つ孤独や、どこか不器用にも見える真面目さが同居する、多面的な魅力を持つキャラクターです。

そんな孔明が、どう表現されているのか。『パリピ孔明』のストーリーを少し説明しましょう。

 

古代中国、五丈原で本来の人生を終えた直後、若い時の姿で現代の渋谷に降り立った孔明は、地獄だと思い込んだまま、ハロウィンで盛り上がるクラブに迷い込み、駆け出し歌手のEIKOと出会います。

EIKOの歌声に感銘を受けた孔明が、海外の大きなフェスに出るというEIKOの夢を叶えるため、音楽界を舞台に、軍師として様々な計略を張り巡らせる、というお話です。

『パリピ孔明』を読む中で、私が最初に「これはすごい漫画だ!」と感じたのは次のシーンです。

(ここからネタバレを含みますので、興味を持った方、また、三国志をお好きな方は、ぜひ、新鮮な気持ちで、『パリピ孔明』をお楽しみくださいませ。三国志好きが「こう来たか!」「ここを取り上げるなんて!」と唸らされること請け合いです)