医療崩壊寸前のイタリア
イタリアのコロナ感染が止まらない。
当初、集団感染が認められた韓国の感染者数と死者数を追い越し、イタリアでは、医師や看護婦の感染者も多く、感染のために急逝している医師たちもいる。

医療関係者たちが感染すると、働ける他の者たちが長時間労働を強要され、十分に患者をケアできなくなる。
病院の部屋が足りない場合は、手術室や廊下にまで簡易ベッドを置くという劣悪な状態で、人工呼吸器をつけられた患者が横たわる映像は、まさに野戦病院並みだ。
イタリアでは、すでに引退していた医者や医療関係者2万人を再雇用して救急医療に投入したり、教育課程後期にある医大生や看護婦学校の学生たちを早期卒業させたりして患者のケアに対応している。
また、中国から防御服や呼吸器などを携えた医療スタッフの援軍を一部受け入れて病院の稼働率を超える患者に対応するために、見本市会場の建物やホテルも利用する方向だという。