年収1000万夫婦が「貯蓄型保険」のせいで地獄を見たワケ

間違いだらけの保険選び、見直しのコツ
平井 美穂 プロフィール

むろん、貯蓄型保険についてはいずれ使えるお金なので5%の計算に含めなくてもいいという考えもあります。そういう意味では前述した事例も、掛け捨ての保険料は世帯年収の3%に収まっており、セーフといえるでしょう。

しかし、途中で解約すると解約返戻金が払込保険料を大幅に下回るために、実質的には60歳まで積み立てた後でなければ使うことが出来ないような貯蓄型の保険は、換金性が劣る点には注意が必要です。

老後資金を蓄える前に、教育費や突発的な支出への備えは足りているのか、今後の家計収支の変化を予測できているか、こういったことをきちんとシミュレーションしてから満期まで無理なく積み立てられる金額に保険料を抑えておく必要があります。シミュレーションができていないうちは、ひとまずいつでも換金できる定期預金などで積み立てしておいた方が無難でしょう。

まずは公的年金と退職金を確認

【見直しポイント2】
●老後が不安ならば、保険に加入する前にまずは公的年金と退職金の見込み額を確認

この夫婦の場合、老後への漠然とした不安が貯蓄型保険に加入した動機ですが、そもそも公的年金や退職金がどれくらい支給されるかは認識していませんでした。

 

定年退職まで今の会社に勤める前提で試算してみたところ、夫婦で月額30万円以上の年金を受け取れる見込みであり、退職金の支給予定額も夫婦で3000万円以上という結果になりました。

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