10年に一度のコロナ暴落…!それでも「今週中に底打ち」と言えるワケ

緊急経済対策はポイントを押さえている
宿輪 純一 プロフィール

愚かな投資家はこう動く

基本的には、市場では「賢い投資家」しか生き残れない。

最近のAIをベースとした「プロクラム売買」は下落・上昇の動きを拡大する働きをする。プログラム売買はリスク量(損する可能性)を一定にするように設定されている。

例えば株式を買っているとして、予想に反して株式が売られた場合には損失の可能性が拡大するので、持ち高を減らす、つまり売ることになる。すなわち、変動幅を大きくするということになる。

一方、最近では「アクティブ投資家」ともいわれるが、市場の投資で収益を出し続ける投資家の取引の特長は、「高いところで売り、低いところで買う」ということになる。

この取引手法は波を低くする=変動幅を小さくするわけである。つまり、高いところで買い、低いところで売る「愚かな投資家」は、中長期的には市場から退場するわけである。この議論は経済学でいうとシカゴ学派のフリードマン博士が1950年にすでにしていたのである。

投資の世界では、初心者は勝てないといわれている。これはどういうことかというと、基本的に、初心者は取引をして、利食い(収益の確定)は早く、損切り(損失の確定)は遅くなる傾向があるからである。

損切りはある意味「自己否定」につながるわけで、意識しないと、人間は本能的に避ける傾向がある。

この点については、改善余地がある。初心者と「賢い投資家」の違いは、利食いと損切りの「幅」の問題だと言える。

筆者は、初心者も勉強・分析をしており、約7割は当初の投資方針が結果的に当たっている。しかし、最終的には勝てないのである。

 

初心者の利食いと損切りの幅はおおむね1:3程度であると認識している。この利食いと損切りの幅を同じにするだけで収益を出すことができるのである。期間と相場の動きを予想したら、あとは利食いと損切りをセットして細かい動きは見ない方が良いということである。