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10年に一度のコロナ暴落…!それでも「今週中に底打ち」と言えるワケ

緊急経済対策はポイントを押さえている

「10年に一度」が来ている

元々3月は、米FRB(Federal Reserve Board)のFOMC(連邦公開市場委員会)17~18日に、日本銀行の金融政策決定会合が18~19日に予定されていたが、しかし、前週来の世界の金融市場の大暴落をうけて、ともに16日に前倒しして開かれ、かなり踏み込んだ政策を導入した。前週の欧州中央銀行(ECB: European Central Bank)の理事会でも踏み込んだ対策を行っていた。
 
筆者は今回の各国政府と中央銀行の緊急経済対策は、処方箋としては良くできていると評価している。怖いのは「パニック」だけである。そういう意味では、早ければ、この原稿がアップされるときには沈静化している可能性が高いと考える。

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以前の「現代ビジネス」に寄稿したが、筆者は「経済危機」というものは、さまざまな原因でありながらも、おおむね10年に1回起こると考えている。

歴史的にいうと、オイルショック(1973年・1979年)、ブラックマンデー(1987年)、アジア通貨危機(1997年)、リーマンショック・世界金融危機(2008年)と続いている。

 

筆者は、1989年からメガバンクの市場部門で働き始めてから経済調査室勤務を経て、金融市場の研究をしてきた(学生時代も一応やっていたが)ので、九〇年代以降は、現場でリアルタイムで経験している。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大自体については、筆者の専門は医学ではなく経済学なので、その経済的問題点と対応策を考察したい。