オンラインでは得られない情報がある

金沢に住むある女子学生は、就活オンライン化について「別にうれしくない」という。

「そもそも東京の学生のように、就活前に長期インターンができるわけでもないし、周囲にそういった人もいないから、なかなか情報が入ってこないんです。だからこそ、この春休みに企業へ行き、現地でしか見られない会社の雰囲気とかも見て来ようと思っていたけど、それができなくなりました。

それに、直前で説明会が中止になったら、どのみちホテルなどのキャンセル料を取られる。それなら、せっかく東京に行けるチャンスがもったいないので、行くしかないんです」

〔PHOTO〕iStock
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たしかに近年、長期インターンを実施する企業がベンチャーを中心に増えている。そうした企業は東京に多いため、それができる学生も、首都圏の学生に限られてくる。実際に企業に入って働いたり、その企業に勤めているOB・OGから話を聞くことができる首都圏の学生と、HPやパンフレットの情報しか手に入らない地方学生との間には、大きな情報格差がある。

だからこそ彼女は、ウェブ上から得られることだけでなく、実際に行ってみて感じる会社や社員の雰囲気などを、企業へ赴き確認したかったという。