ドンキも参入! アパレル業界を揺るがす「オフプライス革命」の衝撃

もはや正価で買う顧客はいないのか
小島 健輔 プロフィール

ワールド、ゲオ、そしてドンキが参入!

我が国でもアパレルは過剰供給で値引き販売が常態化し、19年も供給総量の52%が最終的に売れ残ったから、状況は米国と大差ない。

なのに米国のようなオフプライスチェーンがほとんど存在せず、値崩れと余剰在庫に苦しむアパレル業界の一部ではビジネスチャンスと注目されていた。

そこに目を付けたのがアパレル最大手のワールドとレンタル&リユース最大手のゲオで、ワールドは世界的な在庫処分業社ゴードン・ブラザーズのジャパン社と合弁会社アンドブリッジを設立して昨年9月14日、埼玉の西大宮に売場面積300坪の「アンドブリッジ」1号店を開設

ゲオの子会社ゲオクリアは昨年4月25日、横浜の港北に「ラックラック・クリアランスマーケット」1号店(427坪)を開設している。

ラックラック・クリアランスマーケット

「アンドブリッジ」は1号店の開店から半年で2号店の開設に漕ぎ着け、今年中に5店舗、22年末までに30店舗を布陣する計画だ。「ラックラック・クリアランスマーケット」も1号店の開店から一年足らずで5号店の開設に漕ぎ着け、今年中に5店舗以上、21年からは10店舗以上出店していく計画だ。

 

ドン・キホーテの「オフプラ」(名古屋郊外MEGAドン・キホーテUNY大口店内の1号店は960平米)は一年以上前から世界のオフプライス倉庫を回って準備を進めていたから、国内調達の先行2社とは狙いを変えて多店化していくと思われる。